糸リフティングは、たるんだお肌を引っ張るだけの施術ではありません。
糸リフティングは、皮膚の下に医療用の吸収性スレッドを挿入し、たるんだ組織を希望の方向に移動させ、必要な位置に固定する施術です。
コグ(突起)の付いた糸が組織を物理的に直接引き上げる効果を作り出し、挿入された糸の周辺では時間の経過とともにコラーゲン生成と組織のリモデリングが起こり、お肌の弾力と密度を満たしていきます。つまり、糸リフティングは単に皮膚を上に引っ張る施術ではなく、組織の位置を調整し、お顔の構造を支えるアプローチに近いと言えます。
たるみが目立ってからしか糸リフティングはできないのでしょうか?
時間の経過とともに、お肌の弾力だけでなく脂肪や軟部組織の位置が変化し、お顔を支える構造自体も変化していきます。
そのため、たるみがそれほど深刻でない時期には、無理に引き上げるよりも変化が始まりつつある部位をあらかじめ支えることで、現在のお顔のラインとバランスを維持することができます。反対にたるみがすでに進行している場合は、引き上げ・固定・組織再生など役割の異なる糸を組み合わせてアプローチします。
結局重要なのは年齢ではなく、現在のお顔の構造と組織の状態です。
お顔の変化に合わせて必要な糸も異なります
糸リフティングには、たるんだ組織を強く引き上げる糸だけがあるわけではありません。現在のお顔の構造と変化の度合いによって、必要な糸の役割も変わってきます。
たるみが始まりつつある段階では、変化が必要な部位を支えて弾力やボリュームを補う糸を活用でき、たるみが進行している場合には、組織を直接移動させる引き上げ力のある糸と、移動した組織をしっかり維持する固定力のある糸を併用できます。目元のように皮膚が薄くデリケートな部位には、強い引き上げよりも小ジワや弾力を補う糸を使用します。
メゾンプリベではこのように、引き上げ、固定、組織再生、ボリューム形成など、現在のお顔に必要な役割に応じて異なる糸を組み合わせて施術を行います。
シルエットソフト (Silhouette Soft) は何が違うのでしょうか?
シルエットソフトは、PLLA成分の糸に円錐形状のコーン (cone) が連結している構造を特徴としています。
一般的なコグ糸と異なり、コーン形状の構造体が広い面積の組織をしっかり支え、自然な移動と固定をサポートします。特に中顔面、ほうれい線、フェイスラインのような広い部位を滑らかに整えるのに効果的で、体内で分解される過程で自家コラーゲンの生成を誘導します。(維持期間には個人差がありますが、通常1〜2年程度維持されます)。
- このような場合にシルエットソフトが適しています:
- 頬や中顔面がたるみ、ほうれい線が深くなってきた場合
- 崩れたフェイスラインや二重顎ラインを自然に整えたい場合
- 1箇所だけを強く引っ張るよりも、お顔の広い範囲を自然に移動・固定したい場合
- 即効性のあるリフティングと同時に、時間の経過とともに現れる弾力改善まで考慮する場合
重要なのは「お顔に合わせたテーラーメイド設計」です。
糸リフティングは、どの糸を使うか以上に「どこに、どの方向と深さで適用するか」が核心です。
皮膚の厚みや脂肪の位置、骨格、たるみの方向、表情筋の動きを総合的に考慮して施術を設計しなければなりません。
メゾンプリベは、必要な部位を引き上げ、支え、補うことで、本来の自然な美しさとバランスを長く守ることに注力しています。変化してしまった姿を無理に戻そうとするのではなく、良い構造が残っている段階から穏やかに維持し、現在の自然なお顔とバランスを長くつないでいくこと—これがメゾンプリベの考える糸リフティングです。